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受講生さんの成長を支援する講座づくりのための「ロゴス」「パトス」「エトス」活用法

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board-928386_960_720人は3つの段階を経て成長する。

よい講座とは、参加者の成長に貢献するものだ。どんなに講師が魅力的でも、受講生さんの成長に貢献しないものは、継続的にお客さんを集めにくいと僕は考えている。

講座は講師の知識やストーリーを自慢する場ではない。講師のストーリーを参加者が追体験し、自分のストーリーを描くことができる構成が講座の目的になる。

 

だから、ストーリーは講師の成長ではなく、受講生さんが自分の成長を疑似体験できるものにする必要がある。

この記事では、受講生さんが成長するための講座づくりについてお話をする。

 

 

なぜ、映画やドラマに人が感動するのか?

 

ほどんどのドラマや映画は、「神話の法則」と呼ばれるストーリーで構成されている。

簡単に言うと、

 

課題に直面する⇒行動をする⇒思うようにいかない⇒困難を乗り越えて課題を解決する

という流れだ。

 

神話の法則に人が共感する理由は、人の人生が神話の法則そのものだからだ。

 

同じく、受講生さんに影響を与えることができる講座は、映画やドラマのストーリーと似ており、講師は監督であり俳優でもあるが、自分が主役を演じつつも、参加者が自らの人生を追体験できるように演じる必要がある。

 

神話の法則についてはこちらの記事を参照してほしい「あなたのブログが集客できる「人気ブログ」になるかどうかを一瞬で判断する方法」

 

 

 

 

人が成長する3つのストーリーとは?

 

人が成長するストーリーは、次の展開になる。

 

状況設定

今自分がどのような環境にいるのかを認識すること。講座にしている人は、何らかの課題を抱えている。実は、この第一歩が大切で、状況設定を間違ってしまえば、解決できる課題も解決ができなくなる。

社会が悪いとか、相手が悪いとか、体質の責任、生まれつきの不幸・・・といった自分以外に課題の解決策を求めた場合は、本人の力で物事を解決することができなくなる。

状況設定とは、厳しい環境にあっても、課題を解決するための主導権は自分にあるということを認識することとなる。ここからストーリーは始まる。

解決できない課題を抱えている人の共通点は、課題の設定を間違っているということだ。課題を実際以上に大きくしているとか、課題の焦点が違っていることが多い。

 

例えば、アトピーを克服するという課題のために、食事制限をするという解決策を選択した場合、甘いものを食べてしまった自分を責めてしまうというようなことになる。

この場合は、甘いものを断つのではなく、食べても体調が悪くならない甘味を探すなど、リサーチをすること、そして自分の体に聞いてみることが課題の解決になる。そうしないと、アトピーが治らないのは、心の弱さが問題だというように、課題解決のポイントがずれてしまう。

 

課題を正しく認識し、自分は課題を解決できる資質を備えていると認識していただくことがポイントとなる。講座では、参加者が課題を解決できるという意識を大きくさせることが大切だ。

 

 

葛藤

物語のクライマックスになるのだけど、思うようにいかない時になにをするのかで人は大きく成長する。

 

葛藤とは、

一歩を踏み出すかどうかの葛藤

やってみて継続が難しい葛藤

出来ない葛藤

実に様々な場面で訪れるものだ。

こうした葛藤があることを事前に想定し、葛藤に直面した時に、対策を伝授しておくことが講座の価値になる。

 

間違っても、「やらない人が悪い」というような参加者を糾弾するようなコメントは控えない。人はそれほど強くないものだということをしっかりと講師の側が理解することが、人に寄り添うということでもある。

 

課題解決

葛藤の末、課題を克服する。ここに人の成長がある。

講座では、ストーリーを疑似体験し、明確なゴールイメージを持って終わることが大切だ。

 

 

講師に求められる3つの要素

 

friends-1027840_960_720かつて、古代ギリシャの哲学者であるアリストテレスは人を動かすためには、「エトス(信頼)」「バトス(共感)」「ロゴス(論理)」の3つの要素が重要だと言っている。

 

講師には3つの要素が必要になる。

アリストテレスは、「エトス」⇒「パトス」⇒「ロゴス」の順を示しているが、

 

僕は講座では、

「ロゴス」⇒「パトス」⇒「エトス」の順になると考えている。

 

まずは、参加するに足る(お金を払うに足る)価値があるかどうかを論理的に説明しておく必要がある。

講座は何をするのかよりも、どうなるのかを伝えることが大切だ。

 

この講座を受ければ、どうなる⇒どんな方法⇒それができる理由

 

これは、集客の際のコピーライティングにも活かせるので、しっかりとおぼえておいていただきたい。

 

 

次に、パトス(共感)。

共感とは、共に感じると書く字のごとく、お互いの立場を理解しあうこということだ。

多くの講座は、講師の経験世界を語ることを中心に進むが、講師が偉いわけではない。参加者の経験世界との融合によってよい講座となることを忘れてはいけない。

自分の声を聞かせるだけでなく、参加者が自分の心の声を聞くことができるのがよい講座だと言える。共感とは、講師と参加者、参加者と参加者の心がコミュニケーションを取ることだと言える。

 

 

そして、最後にエトス(信頼)。

信頼は、講師個人の人間性、品格、倫理観など信頼されるに足る人物であること、受講生さんにとって永遠に味方であることを宣言することで得られるものだ。

 

「エトスの5つの要素」というものがあるので、紹介しておくと

 

■勇気・行動力   ・行動力や元気のよさ

■社交性(社会性) ・礼儀正しさ、敬語や挨拶などがきちんとできること

■権威のある態度  ・専門性があり自信を持って語れる力

■信頼性      ・過去のあなたの行いの積み上げの結果

■個人的な魅力   ・謙遜や素直さ、協調性など人間力の基本となる人柄

 

 

 

パドスとエトスを拡大させる3つの要素

 

講座の内容自体は、目新しいものではなく、他にも同様の内容を伝えている人がいることは珍しくない。この場合、さらなるオリジナリティを追求することも大切だが(ロゴスの確立)、エトスとパドスを強化することで、講座をよりよくすることができる。

 

それは、講座に

 

笑い

気づき

を提供することだ。

 

directory-466935_960_720笑いには、他人を笑うこと、自分を笑わせることに分けられるが、講座では後者が望ましい。自分の失敗談を明るく語ることで、笑いを提供することができる。

涙は、講師自身の葛藤を自己開示することで、共感を持って迎えられることがある。人は感動したい生き物なのだ。

 

最後に気づき。

講座のクライマックスになるのだけど、気づきとは新しい世界に目を向けるということになる。講座の場合は、参加者が自分に行動するための勇気に気づくことが大切になる。

講座とは講師を通して受講生さんが自分を信じることができるストーリーを体験する場に他ならない。

 

 

 

まとめ

よい講座はあるとしたら、それは上手く話をすることではなく、計算をすることでもない。講師の人間性を見せ、参加者に寄り添い、秘められた勇気に気づかせることだと思う。

 

僕の好きな言葉を最後に紹介しておく。

 

有益な知識と行動は勇気を保管する

不要な情報と迷いは悩みを大きくする

 

受講生さんは葛藤を抱えているから講座に参加する。葛藤を乗り換える心理体験をさせることができればその講座は価値があると言える。

 

 

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